FC2ブログ
Plaza.com BLOG~福祉用具プラザ北九州のブログ~
福祉用具プラザ北九州の日々の出来事を綴っています
福祉用具プラザ北九州のサイトはこちらです
目が見えない・見えにくい方をサポートするご家族やスタッフのための視覚障害者支援セミナーを実施しました(報告)
2019年03月14日 (木) | 編集 |
プラザブログをご覧の皆様こんにちは。視覚障害当事者相談員の中村 忠能です。

2019年3月7日に「目が見えない・見えにくい方をサポートするご家族やスタッフ
のための視覚障害者支援セミナー」を開催しました。
担当講師はプラザの歩行訓練士の三浦と相談員の中村です。
参加者はご家族、眼科スタッフ、福祉関係者、視覚障害のある方等、合計15名でした。

支援者研修会は毎年実施していますが、今回は特に視覚障害のある方の身近にいる
ご家族にサポート方法や情報を知っていただきたいという強い思いで実施しました。
それは歩行訓練士が訪問訓練をする中でご家族から、

「サポート方法を教えてくれる所がない」
「もっと早く情報を知りたかった」

という声を多く聞いていたためです。
家族は多くの方にとって最も身近で、接する時間の長いサポーターです。
そんな声に応える形で実施しました。

今回のセミナーの目標・目的はこんな感じです。

①視覚障害について知る(障害特性・心理面)・体験する 
②視覚障害があっても活き活きと生活するためのサービス・生活の工夫・サポート方法
 ・道具について知る

午前中は、障害発生時からの心理面の変化や、視覚障害者に関する概要を説明してから、
アイマスクを使った全盲体験や体験キットを利用してロービジョン(弱視)の様々な見え方を
体験しました。
視覚障害と一言で言っても人それぞれ見え方が異なることを理解していただけたと思います。
また体験してから配慮や支援のポイントを解説したので、より理解しやすかったのではない
でしょうか。

そしてお昼はペアになり、一人はアイマスクを着け、もう一人はその方にお弁当の説明をして
実際に食べる体験をしました。
アイマスクを着けて食事をした方から、

「自分の口の場所が分からなかった」
「箸で掴んでいる量が分からなかった」
「相手の説明でおかずの場所が分かりやすかった」

等の感想がありました。なかなか大変なんですよ~

午後は介助歩行のポイントを解説し、実際にペアでアイマスクをした全盲者役とガイド者役を
交代で体験したり、色々なグッズや福祉用具、福祉制度を紹介しました。

私からは参加者の皆さんに次のようなお願いをしました。

・物を動かしたら必ず元の場所に戻したり、移動させたことを伝えてください
・困っている視覚障害者を見つけたら突然白杖を触ったり体に触れたりせず
 「何かお困りですか?」等、尋ねてください
・バスを利用する時、停留所に来たバスが自分が乗りたいバスなのか分かりにくい、
 ICカードをタッチする場所が分かりにくい、降車ボタンの場所が分かりにくいなどなど
 困ることが多いので、困っていそうな様子だったら声をかけて手助けしてください

このブログを読まれた皆さんもよろしくお願いしますね!

セミナー終了後に参加者から、

「白杖についての考えが変わった」
「受診されるロービジョン患者さんの誘導に不安があったので正しい方法を学ぶことができて良かった」
「食事体験をして視覚障害の不便さがよく分かった」
「本当に少しだが視覚障害の気持ちが味わえ、改めて(視覚障害のある)弟を尊敬した」

等のご意見・ご感想をいただきました。私たちの気持ちが伝わったでしょうか。

支援する側もされる側もストレスを溜めないように、どうしたらお互いやりやすいか、
より安全か、活き活きと生活できるかを話し合いながら、ゆっくりとサポートして頂くのが
大事です。

来年度も実施予定ですので、ぜひ皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。



スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック